11月12、13日、「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会」が開催されました。12日は県立明石公園で関連行事の「豊かな海づくりフェスタ2022」が開かれ、県内各地から海の幸を中心として食や加工品等のの特産品が大集合し、豊かな海づくりに取り組む団体による体験型のブース展示などが行われ、多くの人が五国の魅力を体感しました。
 13日、明石市で開かれた式典行事、海上歓迎・放流行事には私も出席させていただきました。豊かな海の創出に取り組む地域の姿を全国にアピールし、その活動の輪の拡大、そして水産業の一層の発展に力強く取り組むことを誓い合いました。
 大会のレガシー継承に向けて
 大会のレガシーを継承する取り組みについて、昨年10月の決算委員会で質問したところ、豊かな海づくりに向けた新たな推進母体の設置、ひょうご豊かな海づくりの日(仮称)の制定、豊かな海づくりをテーマとした推進大会の開催を検討する答弁を得ました。具体化に向けてしっかり取り組んでいくとともに、引き続き、「豊かで美しい里海づくり課(仮称)」の設置を要請します。決算委員会の主な内容は2面に掲載しています。
 令和3年度決算案を集中審議するため、第359回定例県議会で設置された決算特別委員会の委員に選任され、昨年9月30日から10月19日まで質疑等を行いました。井戸前知事が最後に編成した令和3年度予算が適正かつ効率的に執行されたかを審議するもので、5期20年にわたる井戸県政を総括し、県政の刷新を掲げて誕生した齋藤知事による新県政の今後の道筋を左右する重要な委員会と位置づけ、審議に臨みました。質疑は部局ごとに行われ、県民生活に関わりが深い点を中心に、その概要を紹介します。
 財政状況         「将来に渡って夢と希望を持ち続けられる兵庫」の実現
 松本 昨年度に議会とも議論を重ね県政改革方針を策定した。令和3年度当初のフレームから改善はしたが、令和10年度から改善はしたが、令和10年度にかけて総額140億円の収支不足が見込まれている。
この県政改革方針はあくまで第一歩であり、人も地域も事業者も生き生きと活動し、そこに人、モノ、投資、情報が集まるわくわくする兵庫を創生し、成長させていく必要がある。今後、どのような財政運営を行うのか伺う。
 財務部長 施策の選択と集中の徹底など県政改革を着実に実行し、毎年度の収支均衡を図りながら、収支不足の解消と財政運営指標の改善にしっかり取り組む。
 福祉部              障害者スポーツの振興を通じた共生社会の実現
 松本 障害者スポーツを誰もがともに楽しむことができるユニバーサルな活動として、その裾野が更に広がれば他者への理解が深まる効果も期待できる。
 財務部長 企業、学校、地域団体に対して幅広く障害者スポーツ大会や出前講座などへの参加を呼びかけるとともに、団体の協力を得てイベントを開催するなどの積極的な取組みを行う。
 農林水産部            豊かな海を再生―次世代に継承していくために
 松本 豊かな海の再生に向けて漁業者、行政、研究機関が連携し、全国に先駆け取り組んできた。その意味で全国豊かな海づくり大会兵庫大会を通じ、県民総参加の豊かな海づくり運動の高まりにつなげなければならない。大会のレガシーを次世代に確実に継承していくという強い覚悟と責任感のもと、今後の取組みに生かすことが重要。
 全国豊かな海づくり大会推進室長 豊かな海づくりの新たな推進母体は、海に関する幅広い分野の事業者等の参画を働きかけ、理解促進につながる県民参加型の取組みを支援する。また、ひょうご豊かな海づくりの日の制定や豊かな海づくりをテーマとした推進大会の開催を検討するなど、大会のレガシーが色あせることがないよう、豊かで美しい兵庫の海の創出と継承を県しい兵庫の海の創出と継承を県民総参加の運動へ発展させていく。
 まちづくり部           明石公園陸上競技場及び第一野球場の早期改修
 松本 明石公園については齋藤知事が関係者等から寄せられた切実な要望等を総合的に勘案し、陸上競技場の公認継続に向けた施設整備と野球場の早期改修に着手することを正式に表明された。多くの県民に親しまれる競技施設として、一層利用しやすい快適な施設にしてもらいたい。
 部参事(園芸・公園担当) 陸上競技場は令和5年度下半期にトラック舗装改修工事等を行う。6年度当初から公認競技場として再開する予定。老朽化したスタンドやトイレ・器具庫等の改修については、トラック改修後に具体的な検討を開始する。第一野球場は令和5年度から強度不足のスタンド上部の補強工事や外壁コンクリートの剥落対策を先行し、安全の確保と座席の使用中止箇所の解消を図る。いずれにしてもバリアフリーな利用環境の整備も含め、競技団体などとも丁寧に調整を進めていく。
 企業庁                         企業庁SDGs宣言の推進
 松本 企業庁の基本方針とSDGsは方向性が同じであり、率先し、さらには地域での旗振り役として取り組むべき。
 企業庁次長 原油価格高騰なども見据え、太陽光、水素などの活用による再生可能エネルギー事業等を新たに展開する。
 万博へフィールドパビリオン展開
 2025年の大阪・関西万博に向け、「ひょうごフィールドパビリオン」の「SDGs体験型地域プログラム」を募集したところ、111件の応募がありました。審査の上、今年度中に認定します。
万博までの間、随時募集するとともに、認定プログラムの魅力向上のサポートや国内外でプロモーション活動を展開し、各地域のフィールドパビリオンへの人の流れを創出することで万博後の継承・発展につなげます。
 誰も取り残されることのない社会へ
 ヤングケアラーの支援、孤立する妊産婦に住まいを提供する支援プロジェクトの創設、発達障害児の私立認定こども園の受入を広げるため、国の補助制度の対象外となる一人の受入であっても県として独自に支援しています。結婚し、子どもを産み育てたいという希望を叶える為、支えが必要な子どもや子育て家庭をめぐる課題に対して、社会全体で支援する取組みを推進します。
 子どもたちの教育環境を充実
 学校のICT環境整備、兵庫型「体験教育」の推進により、豊かな心の育成に取り組むとともに、県立学校のトイレ改修・空調整備を計画的に推進。普通教室棟のトイレ改修は前倒しで実施し、令和5年度中に完了する予定です。今後、魅力や特色ある学校づくりの推進、子どもたちの目線での学校施設の改修、部活動の環境充実など快適な学校環境の整備を加速させます。
 7月からデスティネーションキャンペーン
 社会の変化に負けない持続可能な観光地づくりをめざし、地域に根差した食や文化、歴史的背景等を体験する「兵庫テロワール旅」をテーマに今年7月から「兵庫デスティネーションキャンペーン(DC)」がスタート。
9月までの3カ月間にわたり、兵庫の魅力を全国に発信します。
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